ふぁるこんりえ

ロスト・イン・トランスレーションのふぁるこんりえのレビュー・感想・評価

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2013年07月04日 22:48

原題:Lost in Translation(2003)

キャッチコピー
ひとときの恋心、永遠の思い出。“トーキョー”であなたに会えてよかった。

ソフィア・コッポラ監督2作目。
外国人からは東京は、日本はこんなふうに見えてるのかー?
この前、外人さんがエビグラタンを見て、素晴らしいって言っていて、
外人さんが言う、日本に対しての「素晴らしい」って言葉は、
日本人が気づけていない、些細な素晴らしさに気づかせてくれる気がして、
とっても嬉しい言葉にも感じたかも。
本当に深く関心して、興味をもってくれてるような気がしたなー。

ビル・マーレイさんは、ウェス・アンダーソン監督の映画によく出てた人だ。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズではマーゴの旦那さん、
ダージリン急行でビジネスマンって誰だ?
不思議なシーンは、
この映画の中の日本人は、相手が外国人で日本語がわからないにも関わらず、
ただすたすたと日本語で普通に話していること。

あの見た事ある女性はスカーレット・ヨハソンだったのかー
ところどころに見た事ある日本人が映ってた。
この映画、3回目でやっと見れた。
それまで、独特な雰囲気だから、何回も眠ってしまった。

独特な映画だったけど、一番印象的なシーンは、
ビル・マーレのボブが家族について話している言葉。
「子供が出来ると結婚は複雑になるよ」
「そうね。私も怖いわ」
「初めて子供が生まれた日は恐ろしかったよ」
「わかるわ。 誰も言わないけど」
「今まで慣れ親しんだ生き方はもうおしまい。二度と戻れない。 でも、子供が歩いて言葉を覚えると、そばについていたくなる。やがて子供こそ、人生で何よりも素晴らしい存在になる」
「そうね、素敵だわ」

そうか、人生の3分の一は眠っているわけだから、
私はまだ、17歳か。

スカーレット・ヨハソンのピンクのおかっぱのカツラ姿は最高に可愛かった。