Melko

バーレスクのMelkoのレビュー・感想・評価

バーレスク(2010年製作の映画)
4.0
「何が望み?」
「そんなの自分で考えて!私をうならせてみたら?本物のスターだと証明してみせて」

「君の人生は誰を選ぶかにかかってる」

三連休終わるし明日からの仕事に元気をもらいたくて、前から気になってたコレを初鑑賞!

いやぁ〜〜
アギレラ様さすがだわぁ。この作品はとにかくアギレラ様の歌を堪能する作品だった。

六本木に、「バーレスク 東京」という店があって、何度か友達と行った事がある。友達はそこで推しのダンサーを見つけた。
あまりに可愛くてその存在が尊かったようで、終演後の挨拶周りでその推しダンサーと話せた友達は泣いてた。
ダンサーは女性のみ。女性性をふんだんに演出して「魅せる」パフォーマンスとステージングに私も心躍り、人に「頑張ろう」とか「女性であることの素晴らしさ」「誇り」を感じさせてくれる力強さがすごく眩しかったのを覚えてる。
終演後、友達と「自分磨きがんばろ!」って気分高めた。(ダイエットは3日続かない…)
ちなみに、この作品のテーマ曲も演目にあって、ガッツリ生歌でパフォーマンスされてます。迫力ヤバい。

作品としては、田舎から出てきたポテンシャル溢れる女の子が運と魅力と実力で出番を勝ち取りバーレスクの看板シンガー兼ダンサーとして花開いていく王道のサクセスストーリー。
良くも悪くもポンポン話が進んでいくし、きっちり歌やパフォーマンスを見せてくれるので、安心して見進められる。

アギレラ様ってあの声量に化粧が濃いからキツい印象しかなかったけど、すっぴんに近いメイクだとすごくチャーミングに見える!
スタイルも良いしダンスもキレッキレだったし、やはり何よりあの声!あれはもう唯一無二。他の誰にも真似できない、アギレラ様の持ち味。
バーレスク の舞台で聴かせる歌も良かったけど、冒頭、田舎のダイナーで歌う一発目のナンバーでの最初の一声に鳥肌!
だから、欲を言うなら、ホントの生歌も少しで良いから聴かせて欲しかったところ。全て録音音源だったのは少しだけ残念。

そしてそんなアギレラ様に負けず劣らずシェール姐さんも聴かせる!!the大人の色気。ドラァグクイーンぽい顔立ちなのに立ち振る舞いがキュート。あのハイレグは何ー!セクシー!
店を乗っ取られそうな窮地、
「私はまだ諦めない」のナンバーがカッコいい。

周りのガールズ達も、もちろん一級のショーガール達。
だからこそ、「バーレスク」と名前をつけたからには、青春物語としてもう少し他のダンサー達にもフォーカスして欲しかった。この内容では「アリの成り上がり物語」で終始してしまうから。そこも勿体無かったかも。
嫌味なニッキ役クリスティン・ベル、当時31歳!なんだか希望が湧く。黒レースの衣装が抜群に良かった!

あちゃ〜…なバーテン ジャック、渾身のミスにはあーあだったけど、私の大好きなBOSTONのMore than a feelingを大好きな曲だって言ってたから、許す!笑
寝室から3回ぐらい出てくるくだりはしょうもなくて可愛くて、笑った。笑

終盤 バーカンで並ぶアリとテスの貫禄っぷりたるや。。

ストーリーは汎用でも、曲は何度でも聴きたいし、ラストのパフォーマンスなんて何回転でもみれるから、高得点!
Melko

Melko