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バッド・エデュケーションのpanpieのレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)
3.9
1人でアルモドバル祭り!\( ˆoˆ )/
「トークトゥハー」と2本立ては流石に辛かった〜!
今回も明日返却ギリギリセーフ!(^^;;
ガエルが美しい今作。


1980年マドリードが舞台。
スランプに陥った映画監督エンリケの元に少年時代の初恋の相手イグナシオが自身で手がけた脚本「訪れ」を手に会いに来る。

聖ヨハネ学校で神父からの性的虐待。
「スポットライト」を思い出す。今作も神父と10歳の少年の性描写は全くないものの「スポットライト」より生々しい。
流石のアルモドバル監督。
イグナシオ役の少年が恐ろしい程の美少年で毎回流石のキャスティングに唸る。
またもや時系列ごちゃごちゃだが
少しずつ巻き戻され観ている側に知らされる驚愕の真実に眼を見張る!
これ以上ストーリー展開は書けない!
後は興味を持った方が自分の目で確かめて欲しい。

「トークトゥハー」と違いサスペンスかな?
ただエンリケの心情をもっと描いても良かったのではないか。
エンリケがイグナシオの実家を訪れイグナシオの正体を知るのだが知っていて知らないふりをしてイグナシオと密会を続けるなりの描写が丁寧じゃなかった気がする。
麻薬中毒だからなのか部屋の様子など「トークトゥハー」からは雲泥の差だったしストーリーは面白いのだがいつもの重厚さと美しさがなりを潜めていて勿体無い感じがした。
低予算?
アルモドバル作品にはムラがある事が分かった。
「トークトゥハー」には及ばなかったもののサスペンスとしては面白いと思うしガエルのいい女っぷりは十分堪能出来る。(#^.^#)

ガエルはあの色っぽい唇と笑ったら左側が八重歯になっていてチャームポイントだなぁと彼の笑顔を見て思った。
最近は日本もそうだし西洋では歯列矯正は当たり前だと思っていたからちょっとびっくりした。
八重歯が可愛いと言っているのは日本だけだそうです。
西洋では吸血鬼の歯を思わせる為忌み嫌われているそうだ。

10歳のイグナシオが「帰れソレントへ」の替え歌をマノロ神父の前で歌うのだけど本当に天使の歌声!
私的には「帰れソレントへ」が懐かしくて中学?高校?どっちかで合唱コンクールとかで歌った気がするのだが今時は歌わないそうですね!
ヤバい!
またまた歳がバレる!笑
でもいつから歌わなくなったのかなぁ。

あと「トークトゥハー」で美しい肢体を披露してくれたレオノール・ワトリングが衣装係で出ているのだけど見落として2回目観てやっと見つけられました。
可愛いのだけどこんなぐらいなら特に眼を引かなくてびっくり!

ベレングエル役のルイス・オマールさん「エヴァ」でヒューマノイド役をやっているそう。
エヴァ役の女の子がめっちゃ可愛くて思わずClipしてしまいました。

神父=変態。
はい、聖職者は私の中で変態の烙印を押されました。
あってはならない事だけれどなんか現実味がある。
日本はまさかお坊さんの世界でこんな事はないはずと信じています!(;´д`)
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