何が真実で、何が虚偽なのか。
生存者の証言が矛盾する中で、何を信じればいいのか。
中盤以降、どこか腑に落ちないなぁと思っていると、そこからの展開が怒涛の二転三転。
というか本作は、ミスリード云々の話ではなく、そもそもの前提条件さえ覆されるので推理のしようがない。それに対して批判もあるが、ただ謎を解いて終わり、よりかは楽しめると思う。
欠点は、悪天候な森の中での映像が暗くて誰が何をやっているかわかりにくいこと、登場人物が多くて名前と顔が一致しないことなどが挙げられるが、個人的にはメモしながら鑑賞すると、そこまで気にならないかなと。もちろん何もせず何も考えずに観るとマジでわからん。あと、終盤はどんでん返し過ぎて「おー!すげぇ!で、どういうこと?」てなりがち。
レビューを見ても結構好き嫌いがわかれているが、自分は気づくとテレビに食いついて観てるほど好きだった。多分、どんでん返しを観すぎて、ここまでどんでん返されないと驚かなくなってしまったからだと思われ…。