ほり本こう大

ヴィーガンズ・ハムのほり本こう大のネタバレレビュー・内容・結末

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

なんやこれは……おもろすぎる!!!!!!
ヴィーガンが観たら泡吹いて倒れるレベルの爽快感MAXでお届けする、SDGsにも優しいヴィーガンリサイクルストーリー。

自らのクソみたいな信条を他人に平気で押し付けてくるヴィーガンハラスメント、お門違いな動物愛護精神、過激集団の襲撃事件、無意識にマウント取ってくるやつ、など。
そんなダーウィンの進化論に基づいて言えば、確実に自然淘汰されてしまうであろうヴィーガンに対する一般人の遺伝子レベルでの嫌悪感を見事に描写し、それをこれでもかと気持ちよく様々なシチュエーションで屠ってくれる。

サウンドもとにかくカッコ良過ぎて、全てのシーンに合うし、全ての楽曲のチョイスも神がかっている。こっちまでノって殺ってしまいそうになるくらいに。

ラストは、ドキドキハラハラからのちゃんと爽快すぎるほどのカタルシスを味わわせてくれる。そして、まさかのあのテレビショーで主人公たちが特集されるという、ラストシーンからのその後の演出までもがシャレていて上手い。
ただ、個人的には逮捕されずに今もヴィーガン狩りを続けて、ハムを売ってて欲しかった…。その方が色んな意味でみんなシアワセ。

てか世界一の肉と言われたら世界では?フランスだけでは?神戸牛なんや、へぇー。まぁ食べたことないし別にこれから食べる予定もないねんけど…。