ほり本こう大

見えない目撃者のほり本こう大のネタバレレビュー・内容・結末

見えない目撃者(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

NO.1「え、これ犯人わからんやつおる?」。
浅香の初登場シーンが、明らかにそれまでの本編で必要ないのに急にぶち込んできて怪しい。しかもモブ役であるはずやのに、何故かエキストラ等ではなく有名俳優の起用でさらに怪しい。しかもしかも浅香は今まで悪役多すぎてほぼ確で怪しい。臭すぎる。プンプンする。んで、案の定⋯って、マジで同じ名前やのに色んな意味でやめてくれや!!

真実が徐々に明らかになっていき、点と点が線になり、犯人のピースが揃っていく、通常であれば驚くべきシーンは、どうしても「やっぱりな」、「そりゃそうやろ」が真っ先に出てきてしまう。
犯人全く隠す気ないやんて絶望してたところに、ちゃんと犯人判明してからの展開も長すぎて苦痛。中盤以降は、もうサスペンスじゃなくてスリラーですやん。

韓国のリメイクの中国のリメイク???
二作品とも平均評価低くて何でかな思てたけど、なるほどな、これはそりゃ低いわ。何で日本版がこんなにも高いんかわからんくらい。
数々のありとあらゆる多種多様なフラグを、全て綺麗にわかりやすく期待を裏切ることなく(裏切ってほしいのに)回収してくれる。
そしてフラグ回収に加えご都合主義も相まって、主人公同様、目が見えなくても展開がわかる。なんなら、寝ててもわかるレベル。

○演出は素晴らしい
展開とストーリーはもうお察しのモノだが、とにかく演出は神っていた。視覚障害者ならではのあの白世界の演出は、見えない者の世界を上手く表現していて、観客は見えるのに見えないもどかしさを与えられ、よりサスペンスとして楽しめた。
○ラストの犯人の"目"にトドメをさす
これはシンプルにアツかった。主人公からのアンチテーゼ的な逆襲、目には目を歯には歯を、なハムラビ法典みのある結果。
○とにかくラブラドールが可愛い🐶
ほんまにありがとう。

以上、3点だけはよかったどす。

無難におもしろい作品かと思ってハードルアゲ⤴で観たら、良かった点もあったけど、それに比べて悪い点が多すぎて爆死。
さすがに平均評価高すぎるの納得できへんから、あえてわざと余計に低くして平均下げといたろ、的な性格悪ムーブしとこ。