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太陽はひとりぼっちのsatchanのネタバレレビュー・内容・結末

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

これは正直言ってつまらなかった。白黒映画で、1962年のミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。イタリアの「愛の不毛三部作」のひとつらしいです。前半でモニカ・ヴィッティが婚約者と別れ、一体いつになったらアラン・ドロンとの恋が始まるのか、1時間ほどイライラ。やっとそれらしき恋愛に発展したと思ったら、ラストの謎の10分、建築物や街灯、流れる水、働く蟻、無表情の人物描写、乳母車を押すママと赤ちゃん…の台詞なし映像が続き、FINE終わり。よくわからないエンディングを迎えてしまいました。

唯一、興味を持てたのは、ローマ証券取引所での闘い。電子機器がないから、ブローカーが手書きで何かメモ帳みたいなものに走り書きをしていました。その紙を一枚ずつ切り離して、売ったり、買ったり?歩いて少し離れた電話ボックス風のところまで行かないと電話できない点も、昔の様子を垣間見ることができて面白かったです。取引されている株に、メディオバンカだの、チェントラーレなど、知らないイタリアの会社が沢山出てくるのですが、ピレリ、フィアットだけわかりました。

セリフが極端に少なくて、ひたすら写真のスライドショーを見ているように切り替わる映像。当時はこれが新しい手法だったのかな。モニカ・ヴィッティの着ているワンピースやセットアップは素敵でした。今回、初めて見た女優さんですが、ケイト・ブランシェットを思わせます。アラン・ドロンとの恋愛は、ハッピーだったり、不幸そうな表情を浮かべたり、わけわかめ。お金はあるけど、幸せをどこに見出して良いのか分からないといった風。私も、この映画の良さをどこに見出せば良いか、分かりませんでした。