太陽はひとりぼっちの作品情報・感想・評価

「太陽はひとりぼっち」に投稿された感想・評価

まり

まりの感想・評価

4.0
ちょっと長く感じるけど、その長さもこの監督のテーマ「愛の不毛」を表現してるのかなあ。
【新しい恋をすればいいなんてウソ】
◉1962年度カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
モニカ・ヴィッティとアラン・ドロンの美男美女コンビを見ているだけでうっとり。でもさすがそこはアントニオーニ監督、恋の無力さや虚無感がテーマとなっていて一筋縄ではいかないのが本作のポイント。
自ら婚約を解消したのにやっぱり落ち込んでしまう女心、でも女友達と何処かに行けばそれなりに笑えて楽しいし、新しい恋が始まると夢中になれるけれども、ふと世界を見渡せば結局自分の中にある虚しさはまだあって、ため息が出てしまう。
ヴィッティが演じたヴィットリアみたいな綺麗でスタイルも良くてしっかりしていて性格も悪くないのに、何処かに悲しみを抱えている女性って現代社会には多いと思う。でも、彼女たちは利口だからそれはどうしようもないことだと理解していて、ため息一つして心を入れ替えて次に進むことができる。ああ、切ない。恋愛の表裏一体ね。
ネット

ネットの感想・評価

3.5
やはりアントニオーニはよく分からん!
つまらないこと、空虚であることそのものを撮る人であるのは「欲望」を見てもわかる。無を撮ることに関してはずば抜けて上手いんだよなあ。境界も気になる。ガラス窓、自動ドア、柵、カーテン。あと、ずっと吹いてる風とか。考えがいはあるけど、そんなに好きじゃないからどうでもいい。
ケニアダンスのシーンの虚しさたるや。
映像もキャストも美しくて、
生活の一部を切り取ったカットを集めた上質な写真集のよう。
見終わった後はよくわからずポカーン。
don't think, feel! というところでしょうか。
冒頭の別れのシーンやアラン・ドロンの家でのくだりなど、手の動きが非常にエロティック。ネオレアリズモにおける戦後イタリアの苦境を映し出すリアリズムの後に、存在することそれ自体に無意味さ、不毛さが付きまとうようになった時代をアントニオーニは捉えているように思えます。最後の新聞タイトルはやや直接的かとも思いましたが、不安を感じさせる旋律とともに映し出される空虚な都市の風景は流石のアントニオーニ。
タニー

タニーの感想・評価

2.0
今でいう『ツンデレ』かな?女の人が。
考えすぎちゃって、何につけても「わからない・・。」になっちゃった。

言葉が少なくて、集中して観れなかった。
静かな映画。
頭ん中が単純な私には深く考えるのは無理だった。
監督ミケランジェロ・アントニオーニは、恋人モニカ・ヴィッティをこの作品で売り飛ばしてしまったんじゃないだろうか。
虚しい切ない不条理等ではなく、絶妙不安定!このジャンル中々ない気がして面白かった。
ピアノって凄い。

どうでもいいけど、アランドロンは美しすぎてやはりリアリティがなく感じられ入り込みづらい。。笑


(備忘メモ)
→オープニング勝手に意外!この曲調とフォント最高だ〜!0'01"23辺りでいきなり不穏になるのも斬新。でもこっちの不穏な曲調の方が勝手に意外性はない。笑
→やはりこれもまた上斜めから撮ってるなぁ。0’06”40、0’11”13、0’58のディーラーの所とか、1'31の2人で横断歩道歩いてる所とかも。1'34の電話の所とか顕著。
→0’33のダンス!雰囲気最高。なんだろ、メキシコ・キューバ?ケニア?
→0’47”50頃からフェードインで始まるジャズが心地よすぎて最高。映像と合いすぎて。若干メキシカンというかなんというか。ほんの少しだけ湘南ぽい・・(よくわからないけど。。)
→1'35-1’36や1’58-1'59の音楽による不安定さ凄い!あーもう不安定。笑
→1’41頃のアランドロンの生家で会話してる後ろの薄ーい鼓動?みたいな音
→1’43-1'44の演出!なにこれ・・恐ろしい。凄い・・秀逸!
→最後3分の不安定さも凄い。。そういえば、最後5分強写真的すぎるけど映像で凄い、Minor Whiteを凄く不明瞭にした、みたいな(よくわかんないけど。笑)。
じゅぺ

じゅぺの感想・評価

3.4
太陽はひとりぼっち、みた。いきなり始まる冒頭の別れ話のじっとりした不快感、人の死より株価が気になるエリート、新興住宅地の味気なさ。その中で絡み合う男女もまた空疎。「明日も明後日も」再会すると誓いながら、感情が心の奥に引っ込んだかのような顔をする二人。どうしたらいいのこの気持ち。

てか、あの思わせぶりなラストはなんだ!それでいてミケランジェロ・アントニオーニはあれを前向きな終わり方だと言っている。表象をちりばめ、その組み合わせによって作り出す空気と感情を大事にしているとのことだが。たしかに、あの心がザワザワとするラストは、なかなか味わえない。びっくりした。
yadakor

yadakorの感想・評価

3.0
音楽から映像、プロットまであまりにオシャレで気が遠くなった
舞台はヨーロッパのどっかの海辺町だが、山並みに建つ無機質な団地が映るカットがいくつもある わざとかどうか知らないけど、とにかくそこにフランスなりイタリアなりの美しさはない
アランドゥロンはカッコいいけど、親しみやすさはないよな〜
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