アンジェイ・ワイダ抵抗3部作のひとつ。
ドイツ占領下のポーランドにおいて、レジスタンス活動にのめり込んでいく若者たち。
ストーリーはすごくシンプル。
若さゆえの愚かさ、恋、止められない衝動、戻れないところまで来てしまった現実。
時々どうやって撮ったのか分からないショットがあったり、美しい構図に惚れ惚れ。
終わりなき悲しみの中、ポーランドの苦しみはまだまだこれからというのも辛い。
迫力がすごかった螺旋階段のシーンは、同じポーランド出身の監督アンジェイ・ズラウスキーの『ポゼッション』を想起させられました。
ズラウスキーのオマージュだったのかな。
そしてロマン・ポランスキー監督が俳優として出演。
背が低くて顔が変わっていないためすぐわかりました。
エキストラでもない、けっこう出番のある役でちゃんと演技をしていました。