拓風

20世紀少年<第2章> 最後の希望の拓風のレビュー・感想・評価

2.0
原作通りの展開ではあるものの、漫画で受け入れられる設定やお話が、実写化されることで途端にリアリティが感じられず冷める典型のような映画。

ともだちがこんなに世界中から受け入れられるのがよりリアリティに欠けて見えてしまうし、あとはこの後も出てくるけど音楽、かな。
漫画では表すことができないからアイテムと出しても通用するけど、映画だと実際に音を出さないと行けないから出した途端に丸見えになってしまう。
だからか、BECKでは音を出さないと言う選択に。
でも出さないとなるとそこがキモじゃないのかと思うのでこれもまた成り立たない。

個人的見解としては作者は風呂敷の広げ方はいつもすごいし、広げてる間は本当に面白く感じる。ただ、たたみ始めると途端にバタバタフワフワし過ぎてこちらも興味がしぼみながら物語も何となく終わる。
でも映画ではその広げ方もフワフワしててあまり乗れない。このままラストに行くとなると三部作分も興味が持たない。
その点、漫画の力はすごいなと思う。

前作同様、豪華出演者のワンショットと、シーンを語りたがるBGMは顕在。

さて、第三章にダラダラとなだれ込もうかな。
拓風

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