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ホテル・ルワンダのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2021/12/26
・ツチ族(植民地支配に協力した歴史、フツ族の土地を奪い搾取した、ゴキブリで人殺し、売国奴で侵略者)vsフツ族…ルワンダはフツ族の国(フツ族が多数派)
・“隣人を監視しろ”…キリストが聞いたら落胆するわ
・フツ族とツチ族の違いの定義…ツチ族の方が長身で上品(ベルギーの入植者が鼻の細さや皮膚の色の薄さで決めた)…違いは他から見るとわからない
・肌の色で差別があって、さらに同じ肌の色でも部族の違いで差別があって…キリがない…しかもそこにつけ込んでくる利己主義な卑怯者も…そしてそいつがほんとにどうしようもないヤツ最低の裏切り者…
・ホテルの品位や尊厳を守らなければならないという支配人としての立場と人間としてやらなければならないことの葛藤…辛い
・平和“維持”軍だから仲裁しない介入は許されない、とかほんとに言葉遊び
・この状況下でお客様第一を考え閉鎖せず営業続行を選択をする支配人の肝っ玉座ってるとこ素晴らしい…抱え切れないほどの難題の中でなかなかできない選択(しかし神はその人が背負えない難題を与えない→それだけ人間としての器がでかい!)
・“君はオアシスだよ”…自分が目指すもの、そうあろうとするもので他の人に高評価得られるの嬉しい
・ルールは基本的には守るべきものだけど時にはそれに争い真実を伝えることも大事…虐殺を捉えたマスコミの正義と勇気グッジョブ
・“1人の女の子が背中に妹をおぶってた殺される直前私に叫んだ“お願い助けてツチ族をやめるから””…こういう現実をみんなが知って目を背けないで改めるべき…
・フランス軍が来て助かったと思ったのも束の間不穏な空気…(“俺にツバを吐け”との国連軍の大佐→信じていた西側の超大国は救う値打ちがないゴミとしか思ってなかった…
・強い酒が飲みたくなるのは決まって辛い時…
・アフリカ人はニガーですらないため賢くてもオーナーになれないなんて…だめ絶対!
・“贅沢に慣れ自分を見失ってた”…本当に大切なものに気づくためのいい気づきでもあるよ!
・辛い境遇にある人の前で傘などさせないという気概…
・大きいはずの組織が救えない人々をたった一つのホテルで受け入れる…なんとも言えない…
・部族の違いを理由に夫と子供達を守るため逃げることを頼む妻…妻を見捨てない、“眠って忘れるんだ”だできもしないけど…涙
・寝起きで銃突きつけられるのは心臓に悪すぎる→ビールで懐柔
・ツチ族とフツ族の避難民800人…
・自分も苦しいのに“感謝しています力を尽くしていただいた皆さんにもよろしく”と言える人格…見習いたいよね
・社長の頑張りも素晴らしい(首相官邸に緊急連絡)
・どんな時でも自分の名前を堂々と言える誇り高さ
・救助も介入軍も来ず自衛しかないなかで“外国の有力者に連絡してくれ私たちの危機を知らせてお別れをだがその時電話を通して相手の手を握りなさい手を離されたら死ぬと伝えるんだ彼らが恥じて救援を送るように”…すごい指示
・冷静にやれることを淡々とやる
・見て見ぬ振りとか切り捨てるとか言い訳とか…最悪
・“仕事に戻れウジ虫め”…その通り!言ってくれてすっきり!
・“今は心を入れ替えてくれたはずだ”と人を信じる心素敵
・ホテルに匿ってる裏切り者or身内…悪魔は超難問で迫ってくるよね…
・悲惨な光景、部下には誰にも話すなと言いつつ…自分の心に抱えておくにはデカすぎる心的外傷…
・現妻にお近づきになるべく賄賂(フォルクスワーゲン)を贈って移動させた過去…可愛い
・ナタで殺されるよりマシだから子供たちと屋上から飛び降りろと指示する心苦しさ想像を絶する…
・電話作戦成功!…限られた家族だけ出国ピザが降りる
・赤十字のお姉さんの勇気と正義感素晴らしい
・治安の問題とか色々あるだろうけど日本でも難民受け入れられるようになればいいなと思う
・せっかく出国ビザ降りたのに残った人々を見殺しにできないからとホテルに残る選択をした支配人素晴らしい…家族には裏切りと勘違いされたけど、大義を優先する選択は間違いじゃなかったはず
・ラジオでの煽りがひどい
・どんな状況でも人の命より利益を優先するなんて…人間じゃないよ…
・世界中のすべての人々が見返りのない本当の与える愛に目覚めればいいのに…(自分も修行中だけど)
・酒の別名=“イシュカ・バハ(命の水)”
・自分のこととか目先のことしか考えられない人ってほんとにどうしようもない智慧がない愚かとしか言いようがない…
・妻の親族を見捨てず助けようとする信念にも感服…
・ホテル従業員の“戻れますよね?”が重く響く…(純粋に平和な日常が戻ることを願う気持ちかな…?切ない台詞…
・命が助かったとしても、家族が離れ離れになってしまう悲劇もある…最後の最後で赤十字のお姉さんグッジョブ!

“ポール・ルセサバギナは1268人の避難民をホテルに匿った 夫妻は現在ベルギーで子供たちや養子にした姪たちと暮らす タチアナの兄夫妻は見つからなかった ビジムング将軍は戦犯とされ、ルタガンダは終身刑になった 大量虐殺は1994年7月に終わりフツ族の軍と民兵はコンゴに逃げた 彼らが去った後には100万もの死体が残された”

エンディングのメッセージ性の強さが辛い
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