太田祥世

ホテル・ルワンダの太田祥世のレビュー・感想・評価

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
4.6
同じ国同士が争う悲惨さを生きる強さを観たい方へ


1990年代のルワンダという国の内戦。
フツ族が一般のツチ族の人まで、虐殺していくこと。

100万人以上。

映画は
ルワンダの4つ星のホテル・ルワンダの支配人が
ツチ族を1200人以上をかくまい、
必死に奔走する。


生きるか。死ぬか。
家族すら、守れない。


ただただ悲しくて。

でも悲しいと言ってるだけでは。。
なんで同じ国同士、殺しあうんだ?といってるだけでは。。
罪な気がする。。

傍観は罪なのだと、考えさせられる。


戦争が、両者の正義を主張するモノなら。
その正義を貫くそのものが、悪だ。

人を傷つけるくらいなら。
正義なんかいらない。



しかし、その悪は、
ルワンダの人たちのみが責められる話でもなく、

歴史や白人が
ルワンダ同士を敵対させた。



その過去を、これからどうやって許し合うのか。
水に流していくのか。

に対して、これから向き合っていく。
ルワンダの人たちは、とても強いと思う。
太田祥世

太田祥世