ひでG

ハウルの動く城のひでGのレビュー・感想・評価

ハウルの動く城(2004年製作の映画)
4.1
再投稿です。と言うか、最初の投稿がすげ!拙く、分からんチンでお恥ずかしい

あまりにも180度印象か違うので、このまま放っておく訳にはいかず、

初期の拙くレビューに「いいね」を頂いたユーザーの皆さまには、申し訳ありませんが、改めて投稿させて頂きました。

ほんとにごめんなさい。
巨匠も失敗するんだな、なんて書いて💦

金曜ロードショーの放映を録画して、
妻と何気なく鑑賞していたら、 

「あれ、面白いやんけ、、」

「いや、めっちゃ面白いわ!」

「すげ!すげ!」て、

まるで初めて観るような、興奮と感動に
一気に持っていかれちゃいました!

宮崎駿後期の傑作!に入れていい堂々とした作品だし、
これから再評価されていくかもしれない傑作だと思いました。

宮崎駿という稀代の映像作家のイマジネーションのなんと複層的なことか!

初見で「はい、分からんチンな作品!」なんて平気で書ける凡人の僕では、

まだまだその世界を解き明かすには
観る目が足りないけれど、

今回、凄い!ことだけは感じられたので
良かったですわ、

何から書けばいいか、まだ整理かつかないけど、

普通、魔法をかけられて、老婆になった娘の話なら、それが序盤で振られたなら

多くの作家は、いつ、それが解かれるか、
どのように解かれるかを、
ストーリーの柱にするだろう。

しかし、宮崎駿はそれさえもしない。

途中、老婆を元の娘に変え、老婆自身も姿を変え、しゃんと立たせ、老婆と娘の混合体みたいなのも見せ、
もう〰自由自在なんだわ💦

老婆にさせた荒地の魔女さえ、味方になりその介護もするし、彼女が利己的に行った絶対的危機を招く行動さえ、諭して、許そうとする。

呉越同舟、いや、敵も味方もない世界

敵方の犬も、ずっとソフィと行動するパートナーになり、
それを評する、戦いの相手のコメントも
実に冴えていて、何ともほんのりさせられる。

この落とし所、この結末のさせ方は、
宮崎駿さんしかできない芸当だと思う!

カルシファーとハウルの関係性も面白いし、

ハウルの過去に遡って、それさえ愛して
守ろうとするソフィの健気さ、一途さには
涙してしまった。

まだまだ分かりにくいところもあるし、
正直、キムタクのキャスティングには?
がない訳ではないが、

それを差し引いても、、、

大傑作!と言っていいと思う、って💦

ここまで、感想が違ってくるとは💦

でも、再見して良かった!
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