ひらさま

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオスのひらさまのレビュー・感想・評価

3.0
富士山が噴火してガメラが飛来し火口に消える
各界の有識者が多数乗り込んだ大型ヘリが、そんな重要人物?が多数乗り込んでるにも関わらず!とくに警戒もせず護衛もなく、火口付近に調査に赴く(笑)
すると、待ってましたとばかりに、謎の怪光線によって爆発して墜落
あーあ(^◇^;)
そんな有識者を大勢失ったけど、その後の展開に大きな影響なし
何の有識者たちだったんだ?
噴火してるのに、避難指示もなく立ち入り禁止にもならない中、好奇心旺盛でガメラ好きの坊ちゃんが山に入り込み、突如現れたギャオスに食われる寸前にガメラ登場
ギャオスは人を食うとゆー、お子様向け映画にはあり得ない凶悪キャラ、
しかも超音波光線はガメラを切り裂き、血がドクドクと流れ出す
エロには厳しく暴力には寛大だったね、当時の映倫は(笑)
ギャオスが光線を発する仕組みはきちんと説明されていたりして、意外なとこが本格的
ガメラが火を吐く仕組みは一向に説明されませんが
クライマックスの、血液に似た液体でギャオスを誘き寄せる作戦?だけど、どーせ壊れる大掛かりな回転装置を作るより、液体に毒でも混ぜときゃ良かったのにね
とは言え、徹底的にお子様向け化されていった以降の作品と比べたら、破綻は多くとも大人でも楽しめるレベル
ギャオスの造形もゴジラ系に比べるとユニーク、贅肉少なめのスリムな流線型ボディはカッコ良い
ギャオスは太陽光に弱く前作のバルゴンは水に弱いなど、致命的な弱点を設けているのも大映怪獣の特徴
それにしても本作があればこそ、平成ガメラが生まれた事を考えれば、実に重要な一作ですね