ひらさま

駅馬車のひらさまのレビュー・感想・評価

駅馬車(1939年製作の映画)
4.0
ラスト
ウェイン扮するリンゴ・キッドが家族の仇プラマー三兄弟と対峙
決着を見せないまま酒場にフラリと現れたプラマー三兄弟のひとり、リンゴやられたのか⁉︎と思いきや、次の瞬間バタリと倒れるプラマー
この有名なラストシーンを模倣する映画は後を絶たなかった
これまた有名なジェロニモによる駅馬車襲撃シーンは名手ヤキマ・カヌートによる派手なスタントで一気に観せる
乗客のピーコックの胸に矢が突き刺さるところから始まるこの見せ場は、それまでの静が動に素早く切り替わり、援軍の騎兵隊が現れるまで胸の鼓動が収まらない
単純なアクションだけではなく、全編通してのヒューマニズム溢れる人間模様が主眼の本作
西部劇はかくあるべき、お手本のような逸品