おけい

続・荒野の用心棒のおけいのレビュー・感想・評価

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)
4.2
セルジオゴルブッチ✖️フランコネロのマカロニウエスタン、記念すべき第一作目。

邦題のセンスの無さは相変わらずでセルジオレオーネ✖️クリントイーストウッドの『荒野の用心棒』とは何の関連もありません。

『豹/ジャガー』のレビューでも書いたのですが、本作もまたマカロニウエスタンのスター、フランコネロの魅力につきる。

本作でフランコネロ演じるのは棺桶を引きずる流れ者のジャンゴ。大切な人を殺され、復讐を誓い彷徨い歩く姿は哀愁満点。

私の好きなシーンに、助けた娼婦マリアと初めて到着する酒場でのシーンがあります。ただ座ってるだけなんだが、ジャンゴの横顔を映し出すカメラワークが秀逸で痺れる。

横顔カッコ良すぎて鼻血出そう。まつ毛ふっさふっさだしな。

からの早撃ちシーン!敵のジャクソン少佐の手下を5、6人瞬殺するわけ。

この時代には、リンチのシーンがかなりの残酷描写にあたるとして、上映禁止ななったとか。ラスト、リンチを受けたジャンゴが血だらけの手で復讐を果たすシーンも有名。

タランティーノがオマージュを捧げるのも納得のマカロニウエスタンの傑作。
おけい

おけい