グレハニスト森田

キャスト・アウェイのグレハニスト森田のレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
3.6
当時大変話題になった映画。
最後に見たのは高校生くらいだったか、大した印象にも残らなかったが今観たらなにか変化があるのだろうかと思い「ターミナル」から続けて。

何度目の確認か忘れたがこれ監督ロバート・ゼメキスなんだよな。
BTTFが有名だが「永久に美しく」やら「コンタクト」やら何とも”色”をつかみにくい監督だなぁ。

うっすい記憶で無人島生活の断片的なシークエンスだけ覚えてたが、重要なのはその前後だった。笑
この手のストーリィはいくらでもやっすい感動作に仕立て上げれるにも関わらず、”残されたもの”の選択としては納得感のある展開。
浦島太郎的な顛末でなんとも物悲しいが、ラストの余韻はなかなかのものがある。

サバイバルも派手に演出するわけでもないが、地味にしんどい場面の連続で非常にスリリング。
無人島では意図的な無音が続き孤独感を高めているのもよろしい。

昔見たより大分良かった。