Ginny

自転車泥棒のGinnyのレビュー・感想・評価

自転車泥棒(1948年製作の映画)
4.0
何が『自転車泥棒』なのか?と思いながら見ていたら…
最後にあ~( ;∀;)そうくる~という展開。
そうならないでほしいと願いながらも、そうなってしまうのかと恐れていた。

この展開が、何か国家を揺るがす、何か世界を変える、そんな大きなものが続く訳ではないんです。
それなのに、ずっしり心に乗っかかる重さが感じられます。さらっと描かれていても、登場人物にとってそれがどういうことなにかヒシヒシと伝わる。
驚いたのが主演の男性も、その子供の子役も、演技を生業にしている人ではなく素人だということ。
それでこんな演技ができるんですか?(@_@)

過剰な演技の感情表現はなく、家族に八つ当たりする、途方に暮れる、などのものがじわじわ見てるこちらの胸を締め付ける切ない話でした。

切ない。
すごい映画が作られてるもんなんだな~
Ginny

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