ニクガタナ

BROTHERのニクガタナのレビュー・感想・評価

BROTHER(2000年製作の映画)
3.4
抗争に敗れ組解散。日本に居場所がなくなったヤクザが、LAでヤク売る弟訪ねやがて地元マフィアとの激しい抗争劇を繰り広げ死に急ぐ。いろんな賭け遊びで深まる現地の義兄弟との仲。ロケ地のせいか画が普通。撮影も編集も普通。つまんなくはないが脚本が雑。加藤雅也のキレた感じが良い。絶対松田優作意識してると思う。日英合作でLAが主舞台。世界進出は失敗に終わったのかな?本作で6作目となるタッグの久石譲の劇伴がまた良い。襲撃する時の曲がこれまでの北野作品にない感じで禍々しくも高揚感があって好き。本作のサントラは持って無いが「joe hisaishi meets kitano films」という便利なコンピ盤を購入。海外ウケ狙いなのか、指詰めに兄弟盃とヤクザ描写多め。任侠文化じゃないがハラキリまでサービス。北野作品6本目ともなると、伏目で瞬き多くなって寡黙になるほどの中毒性あり。「首」から始めた北野作品マラソン、名作「ソナチネ」「キッズリターン」も観たかったが、TSUTAYAで一向に借りられず、ハーフで一旦中断。
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