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てんやわんや次郎長道中のキーのレビュー・感想・評価

てんやわんや次郎長道中(1963年製作の映画)
3.5
1963年の市川雷蔵主演股旅映画。監督は森一生。

舞台は、裏山に金が出るという噂で賑わいを見せる宿場町。
悪代官と地元の顔役3人が支配するこの町に、市川雷蔵演じる若い旅がらすが流れ着く、という西部劇風ストーリー。

悪玉サイドの顔役3人のうち2人が夢路いとし・喜味こいし、善玉サイドに茶川一郎、芦屋雁之助、芦屋小雁、藤田まこと、他の配役にも、ミヤコ蝶々、南都雄二、平参平、白木みのると、当時人気の芸人・コメディアンが多数配置されているので、コメディ色全開の時代劇かと思いきや、意外に手堅い作り。痛快アクション時代劇に仕上がっていました。

ほぼバレバレながらも一応謎が隠されたストーリー展開、市川雷蔵演じるモテモテ旅がらすのカッコ良さ。更には夢路いとしの悪役が実に堂々として、平参平のギャグは今見ても面白い。
観る前は全然期待していなかったんですけど、意外に楽しんで観ることが出来ましたよ。
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