キー

あるいは裏切りという名の犬のキーのレビュー・感想・評価

3.0
2004年の、フランス産ノワール映画。
ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューのダブル主演、という感じのジャケットですが、善玉ダニエル・オートゥイユに対する悪玉ジェラール・ドパルデュー、という物語の構図。

警察内部の対立構造を描いていて、ダニエル・オートゥイユが演じるレオが次期警察長官第一候補だが現場主義で出世欲のない刑事、ジェラール・ドパルデューが演じるドニが出世欲に取り憑かれた刑事。

レオも、完全に善玉として描かれている訳ではなくて、犯人を捉えるためには法律違反も犯すような、人情味はあるがダーティーな部分もある刑事として画かれています。

物語の展開は、非常に重く、退屈とも思えましたが、サイコパスと化したドニに陥れられたレオが、ドニに復讐するラスト20数分は、かなりハラハラしさせられました。
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