孤児のエスターを迎え入れたコールマン家が思いもよらぬ事態に陥っていく様を描いたサイコスリラー。
何故エスターはこの一家を貶めるような行動をとるのか？動機や理由が分からないので最初は怖さよりも混乱が勝ります。完全に翻弄されましたね。
ネタバレしたら面白くないので多くは書けませんが、怖さのジャンルで言うと『奇跡体験！アンビリーバボー』で特集されそうな内容かも。
そんなことあり得る？うーん、あるのかもしれないな……っていう。
一方で、コールマン家の邸宅を私は羨望の眼差しで観ていました。
ゆるやかに繋がる開放的な空間、1.5階のピアノスペース。こんなお家で暮らせたら…と気分は建物探訪。
だからあの結末にはやり切れなさが残ります。
最後まで目が離せない展開は見事だったのですが、ところどころに使われている効果音「ギュイィン！」(書き起こすの難しい..)がいかにも驚かせにきてる感がして冷めてしまった自分がいるので、もっと静寂・無音で演出した方が本作の冬景色には合っていたんじゃないかなと思いました。
