大阪芸大時代の自主制作『帰ってきたウルトラマン』(DAICON FILM)から40年……
これが庵野さんが温めてきた新しいウルトラマンなの…？
地球人に興味を持ったウルトラマンが地球人と融合し、次第に人々を愛するようになって命を賭して戦う筋書きは本家とほぼ同じでしたが、肝心となる交流の描写が乏しいため どうして地球人を好きになったのかが伝わりませんでした。
“禍特対”の面々は特別な武器も携帯せず、会議室やテントにこもって現状を観察するスタンスが妙に現実的というか空想特撮らしくないなという印象です。ここはやはり戦闘機で出動してほしかった。
というか、拠点がどこにあるのか俯瞰的なカットがないので現場との位置関係が分かりづらい..
あと、お尻を握るシーンは要らないから…
本家を知る者として保守的になってしまったところはあると思いますが、私が観たかった内容ではなくて残念です。
