海辺のポーリーヌのそば茶のレビュー・感想・評価

今泉力哉監督が「日本のロメール」と呼ばれているらしいと知り、ロメールってどんなものだろうかと気になったので観た。

たしかに今泉監督っぽい、どことなく滑稽で、でも本人たちはとても真剣な、恋愛をめぐる群像劇。ちょっとちがうのは、より直球なやり取りが多いところかな。

それぞれ違った恋愛観を持つ男女・大人や子どもたち。誰もが自分が正しいと思い、他の人は間違っている、と思っていそうなところを、コメディっぽく滑稽さを浮き彫りにするようでおもしろい。