はい。『ダイハード』はバカ映画です。
でも4はそっちいっちゃったかあ。
ダイハードシリーズの面白さって、
マクレーンが強すぎヤンチャすぎで周囲(敵も含む)が段々引いてくトコだと勝手に思ってるんです。
悪役よりも倫理観ぶっ壊れてるトコ。
で、そのマンネリを打破しようと
“古きもの”としてマクレーンを配置して、
現代っ子の娘世代と対峙させる構成。
序盤から音楽の好みやITの理解度なんかでそのテーマを煽りまくる。
の割に、最後までそのテーマは深まらない。
娘や歳の離れた相棒とマクレーンはなんとなく良さげな雰囲気で終わるけど、結局それはのっぴきならない状況だったから手を組むしかないと判断しただけに見える。
“古い”と“新しい”は融和することなくド派手な爆発によって諸共吹き飛ばされてしまった。
テーマが近い『007 スカイフォール』と比べちゃうとホントただのバカ映画に思える。
やりたかったことはわかるけど、
これは失敗作かな。