原作読んで凄まじい号泣かました作品。
石神の救い方は完全に間違いではあるけれど、花岡母子に対するとんでもない無償の愛があり、結果報われなかった。
この愛というのも、男女の愛ではなく牧歌的で石神自身の欲が含まれないものだから、尚更ラストが苦しい。
報われなかった要因も花岡母子の人間性が美しいからこそ。
石神と花岡母子、ともに良い人間なはずなのに、上手くいかない。
良い人間が幸せな穏やかな日々を過ごせるわけではない。
完全に趣味ど真ん中に突き刺さったタイプの作品で、映画もいいし原作も良いです。
石神に数学習いたい。