mii

八日目のmiiのレビュー・感想・評価

八日目(1996年製作の映画)
4.0
鮮やかな緑が綺麗なの。
そして てんとう虫を久しぶりに見たなぁ!

都会で仕事に追われているサラリーマンに観てほしいな。
疲れている時こそ 視点を変えて
大自然の恵みを感じてほしい。

ダウン症のジョルジュは施設を脱走してしまい
アリーと出会う。

家族を顧みずに仕事漬けだったアリーは
孤独を抱えている。

同じく孤独を抱えているジョルジュ。
母親は亡くなり 姉は自分を引き取ってはくれない。
女好きでもある彼は すぐ女の子に告白しちゃうのだけど
彼の容姿を見て 引いてしまう者も。
それでも 彼は笑える強さを持っているの。

彼のおかげで笑顔も出てきて
家族に対しての素直な感情を出す事ができたアリー。

元気がないアリーを元気付けようとして
「まだ悲しい?笑えよ!」と
ブランコを押してあげるジョルジュを見て その優しさにぐっときたよ。

たまに歌手が出てきてファンタジーの世界に入っちゃうジョルジュだけども
彼をみていると
人って 喜怒哀楽を表に出すのって大事な事なのだと思ったわ。

ラストは悲しくなった。
そんな事してほしくなかったよ。

同じダウン症のナタリーとの恋も描かれていて
物語にめまぐるしさを感じるも
明日は今日よりも優しくなれるかも···
そう感じられた作品でしたよ。
きっとアリーも 同じ気持ちだったと思う。
mii

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