アンブレイカブルのしんごうのネタバレレビュー・内容・結末

何か始まりそうな予感はあったのですが、結局何も始まらずに終わってしまい、その中身の無さに拍子抜けしてしまいました。3部作の1作目として、これはどうなんだろう…低予算映画？と言われてもおかしくないと思います。
先ず全体を通してストーリー展開が遅すぎます。主人公の憂鬱とした日常を描写したいのかもしれませんが、ラスト15分までそれをやるのは流石にくど過ぎると感じました。そして特に意味の無い情景描写には、何故か時間を割いていて、布石かなと思ったら全く意味のなかった序盤の列車事故前の女性とのやりとり、アメフト球場で麻薬探知が失敗？した件、クローゼット内で新聞記事を見返す件など…これらに無駄な尺を割いて、息子が拳銃で暴走するに至った経緯や妻が主人公をデートに誘う決断をした経緯などの物語の要となるような部分を大幅カットしたのか、自分には全く理解出来なかったです。その描写不足のために妻と息子の突拍子もない行動に違和感を覚えました。
ラストも主人公の能力が存分に活かされたシーンが用意されてるわけでも無く、呆気なく後ろから悪人の首を締めて終わるだけなので、えぇ…って感じでした。