TAK44マグナム

アトランティス/7つの海底都市のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

3.2
巨大生物シリーズその5。

どえらく安っぽい恐竜映画ばかりのフィルモグラフィーを誇るケヴィン・コナーという良く知らない監督さんが撮ったSF怪獣映画でして、子供ウケは良さそうな意外な掘り出し物。
子供の頃に読んでいた怪獣の本に載っていて、観たいな~と思っていたら洋画劇場で放送してくれて、楽しく鑑賞した覚えがあります。

宇宙人の末裔であるアトランティス人が、地球人をとっ捕まえては海底都市に連行、奴隷として使役しているという設定。
巨大タコが船とかを襲っては、労力となる地球人をさらっているわけです。
許せないですねえ!
そんななので、主人公たち一行が隙をついて反乱、脱出しようと頑張ります。

そんな単純なお話の合間合間に、巨大な怪獣が次々と来襲するって寸法です。
ただ既存の生物が巨大化しただけとか、古代の恐竜とかではなくて、オリジナルデザインの怪獣が出現します。
硬い皮膚に覆われたザルグとか、モグダンとか、ちゃんと固有名詞もついた怪獣であります!
なんとなくウルトラマンとかに登場してもおかしくない感じで、そういったところが日本の怪獣好きとしては親近感をおぼえるポイントかも知れません。

70年代の映画なのでチープなのは仕方ありませんが、「次はどんな怪獣が襲ってくるんだろう?」と、ワクワク出来た思い出の映画です。


テレビ放送にて