Toineの感想文

薔薇の貴婦人のToineの感想文のレビュー・感想・評価

薔薇の貴婦人(1984年製作の映画)
3.6
【旅先でのラッキー過ぎる官能体験】
フォロワーさんのレビューから大大大好きなラウラ・アントネッリ様のエロスな作品を鑑賞いたしました。
レイチェルさんいつも貴重な映画を教えてくださりありがとうございます♡♡

16世紀のヴェネツィアが舞台の官能的な人間ドラマ。
主要な登場人物は3名。
未亡人のラウラ様、嫉妬深い夫がいる貴婦人のモニカ・グェリトーレさん。
どちらも肉食女子で情熱的。
休暇で一時的にヴェネツィアへやって来た金髪の青年ジュールズがそんな美女2人にロックオンされ、美味しい体験をするという単純明快ストレートなお話。
分かりやすくて大変助かります。

ストーリーはとてもシンプルなのですけど衣装デザインやロケーションが美しい。
劇伴もエンニオ・モリコーネ氏ですし。
そういうところをちゃんと魅せてくださるのは流石イタリア映画。
モニカさんの王子様みたいな男装も可愛かった!
この時代のイタリアのメンズ服って素晴らしいなと思いました。
私としては勿論ラウラ様のエロスに期待してドキドキしながら観ているので喪服で一見貞淑そうなラウラ様の積極的な夜の行動に感動いたしました。
だがしかし肝心な場面でのモザイクが大き過ぎて流石に笑ってしまったww
モザイク職人さんそこはもう少し頑張って処理してください。
ていうか美女2人から身体を求められる青年ジュールズのチャラさにも笑ったw
ラウラ様にもモニカさんにも「僕は君の奴隷だ」とか「君だけだ」みたいな調子の良いことをウットリしながら言い放ってて何か腹立つ😂

さり気なくラウラ様と女中さんとの百合プレイというサービスカットもあり。
突然始まった可愛らしい百合に叫んだ。
私的には1番嬉しいシーンでした♡
監督分かっていらっしゃる。
夫を亡くして以来ずっと火照っていたラウラ様の身体がジュールズとの一夜で無事に鎮静してめでたしめでたし。
1度きりの関係だから…と、お別れの時に気丈に振る舞おうとする健気なラウラ様。
ぜんぶ素晴らしかったです。

今作を撮ったマウロ・ボロニーニ監督はどの作品もヒロインに私好みの素敵な女優さんばかりを起用していらっしゃる印象があります。
以前観た「金曜日の別荘で(1991)」も好きなやつだったなー。
他のボロニーニ監督作品も探ってみようと思いました。
レイチェルさん今回も素敵な映画時間とラウラ様の供給をありがとうございました♡♡