ティム・バートン監督の幽霊コメディーです。最新作『ビートルジュース ビートルジュース』の準備に。何気に初見。
初めて観ましたけど、面白いですね。ストップ・モーション・アニメーションやミニチュアがとてもよい。80年代の作品にも関わらず特殊撮影が経年劣化せずに味わいが出てるって大したものだと思います。
ストーリーもシンプルでありながらひねりが効いていていい。人の良い若い夫婦が亡くなってしまうのはとても悲劇的なはずなのに、それを喜劇に転換する。夫アダム(アレック・ボールドウィン)と妻バーバラ(ジーナ・デイヴィス)がいかにも善人。そこに狂人ビートルジュース(マイケル・キートン)が絡んでくる。その設定だけでほっこりしてきてしまいます。しかし、なんといってもウィノナ・ライダーですよ。ティム・バートン監督作品では『シザーハンズ』でも出演しますが、この頃のウィノナ・ライダーの可愛さは最強ですね。
ティム・バートン監督の個性はすでに発揮されていますが、さすが初期作品だけあって暑苦しさがない。そこがむしろいい。ハリー・べらフォンテの『Day-O』のダンスシーンが最高。