捨て子でゲイの青年が自らのアイデンティティを求め、アイルランドからロンドンへ生みの母親を探す旅へ。
キリアン・マーフィといえばドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』のトミー・シェルビー役のイメージが強いので、その随分前にこんな役をしていたとは!
役者って改めて凄いと感じました。
とにかくキリアン演じるキトゥンがめちゃくちゃ愛おしい。
どんなときでも、だれが相手でも態度は同じ。自分を偽ることなく常に自分らしさで通す。
その魅力にいつのまにか出会う男の人たちはメロメロにされてしまう。
世界がどんなにシリアスであろうとも、キトゥンの人生は学生時代ノートに書いたように「物語」として存在する。
そんなスタンスで生きるキトゥンが見る世界は、この作品の通り音楽もファションも全てがポップでカラフル。
美しく澄んだブルーの瞳。
そこに何を映すのかは自分次第ということ。
リーアム・ニーソンの神父さまもとても人間臭くて良かったです。
コマドリちゃんたちが可愛い!