花とみつばち

雨のしのび逢いの花とみつばちのレビュー・感想・評価

雨のしのび逢い(1960年製作の映画)
3.5
マルグリット・ジュラス「 モデラート・カンタービレ 」が原作。
ジャンヌ・モローってマルグリット・ジュラス作品と相性が良いのね。
モデラートカンタービレとは「 普通の速さで歌うように 」という意味。

あるカフェで情熱殺人が起こる。
そのカフェで出逢うアンヌとショーヴァン。ショーヴァンはアンヌの夫が経営する工員。
若いジャン=ポール・ベルモンドが素敵。
アンヌとショーヴァンはこの殺人事件に執着して感化される。
くちづけすら交わさない2人だが、手を握りあの事件について興味深く話しをするのだった。
安定したブルジョア生活を送るアンヌだが、何が起きてもおかしくないと言う。
アンヌは例のカフェでショーヴァンに「 あなたは死んだ方がいい 」と言われる。そしてアンヌも叫ぶのだった。

あまり説明も無くムードたっぷり。
解釈は各々だろうけど、愛し過ぎて殺し殺されたいと切望する2人なんだろうか…
花とみつばち

花とみつばち