1982 年の火曜サスペンス劇場。岩崎宏美の「 聖母たちのララバイ 」が終わりに聴けるのがなんて懐かしい。
ストーリーは、やはり大林宣彦監督らしい。8 歳の川村ありす。「 死んじゃえ 」の一言で殺人をして行く。理由は猛烈な所有欲。欲しい物を手に入れるまで殺人を計画するが、本当に欲しいのは主演ようこ( 秋吉久美子 )の義理の兄こうじ( 渡辺裕之 )。次から次へのからくりや雷と音で観る者を惑わせるものの、ちょっとシラケてしまうレベル。やり過ぎで恐ろしさは感じない。
ただラストの虚無な終わり方が良かったのと、この当時の秋吉久美子が凄くかわいい。全編に渡りアンティークな雰囲気は素敵だった。
脇役に佐藤允、小林亜星、岸田森、秋川リサ、監督も出演していてこの当時の作品は良かったなぁ~渡辺裕之懐かしい。