花とみつばち

鞄を持った女の花とみつばちのレビュー・感想・評価

鞄を持った女(1961年製作の映画)
4.0
この映画、当時ジャック・ペランは 20 歳、カルディナーレは 23 歳。凄い歳の差を感じたけれどそれ程離れてなかった。
ジャック・ペランがめちゃくちゃ若く見えて、知らない事を教えてくれそうなお姉さんに見えるクラウディア・カルディナーレ。
クラウディア・カルディナーレの代表作は私は「 ブーベの恋人 」や「 刑事 」だと思うがこの作品もなかなか良かった。
少し情緒不安定気味のアイーダを演じるクラウディア・カルディナーレ。そして 16 歳の役を演じるジャック・ペランがとても素敵だった。
ストーリーは、ややただアイーダに面倒な事が次から次へと男性がらみの事柄でぐちゃぐちゃ起こるだけなんだけど、それを幼いロレンツォが切ない気持ちでアイーダを見つめる。アイーダは結婚までしていて子供までいたのだった。
やはり、司祭に2人の事を忠告される。
はっきり台詞で出て来ないけど、アイーダは踊り子なんだろうか?歌手?
よく分からなかった。
この少し哀れなアイーダと若いロレンツォの禁断めいた恋愛なのか、同情なのか、まだ区別が付かない程若いロレンツォが傷付く姿が切なく、綺麗な音楽と共にムードを感じた。ヴァレリオ・ズルリーニ「 高校教師 」の監督!なるほど!
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