otom

雨のしのび逢いのotomのレビュー・感想・評価

雨のしのび逢い(1960年製作の映画)
4.6
原作のモデラート・カンタービレは読んでないけれど、どこを切ってもどうしようもなく漂うアンニュイなデュラス感。桟橋も何やらメコン川に見えてくる。映画史に残るレベルの笑っちゃうくらいにさりげない登場のジャン=ポール・ベルモンドと生きながらにして瞬間的に死を表現してしまうジャンヌ・モローと一見の価値あり。月光みたいなディアベリのソナチネも実に合う。良かった。
otom

otom