ヤマト

マッドマックス2のヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

マッドマックス2(1981年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 “油”断大敵 】

 オイル資源をめぐる大闘争(大逃走といってもいい)。それはまさに、歴史上の戦争の再現といってよかった。
 冒頭の回想で、マックス、ではなく、キッドが懸念していたとおりの戦争が再び部族間で勃発した。(私はここで油断をした。マックスの回想と思っていたからだ‼︎)
 子どもも容赦なく戦力としてカウントされてしまうし、敵味方関係なく犠牲なし!というのは実現しないのがありのままの現実。「討ち取ったり‼︎」と思えば、どこからか命を奪われているし、なんというか戦争のリアルを観せてもらった気がする。

 それはそうと善悪の状況抜きにして、マッドロード(英語の造語、道路を指す)のど真ん中を爆走するマックスは、やはりカッコいい。絶対の実力と技量が伝わってくる。こちらが予期せぬ状況を次から次へと魅せてくれる。

 総じて、「え?こういう展開になるの?!」がたくさん盛り込まれた作品だった。つまり素晴らしかった。
 上述の回想ひとつとってもそうだし、“空の相棒”ジャイロが、英雄や次期ボスになる展開はその筆頭。
 あぁ、たくさんの油断をした…。
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