シネマJACKすぎうら

マッドマックス2のシネマJACKすぎうらのレビュー・感想・評価

マッドマックス2(1981年製作の映画)
4.5
封切り当時、子供ごころにこう思った。
もしかして、前作で”寸止め”してた部分を思いっきり出してくるんじゃないかと。
ほとんど”コワイもの観たさ”で劇場へ。。
結果的には(いい意味で)全く予想外だったのだが(笑。

前作の設定を継承した正統なる続編だが、かなり趣きの異なる作品。そして、第二作でありながら事実上シリーズの代名詞ともなった稀有な映画でもある。

一作目はマックスの孤独な葛藤と闘いに主眼を置いていたが、本作はマックスを”狂言回し”とした、群像劇とも言える。
また、この物語やプロダクトデザインがどれほど世界に影響を与えたかは、あらためて説明の必要が無いほどだろう。

余談だが、、
タレントの”コロッケ”が、当時出演したモノマネ番組で、まさに本作の暴走族を意識したような衣装で現れた。出しものは、”五木ひろし”や”野口五郎”なのに。。
すかさず繰り出された司会者のツッコミに彼はこう答えた。「だって、着たかったんだも〜ん♫」

まさにこれが「マッドマックス2」を体感した、”時代のきぶん”だったのだ。