とぅん

普通の人々のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

普通の人々(1980年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

長男が事故で亡くなったことで、崩壊した家族の話。

冒頭で次男の好きな朝食を作った母親が、食欲ないと言われてすぐに朝食を棄てるシーンで、1発で歪みを感じさせるのが凄い。

次第に長男の死から立ち直れない次男のトラウマが、彼が死んだ所に居合わせてて、直接の原因を作ってしまったことがわかる。
家族が崩壊していく様を上手く見せる作品であると同時に、鬱を描いた作品でもあると感じた。
あと、登場人物のフラッシュバックが良い演出だなと思った。

最後は母親が家を出て行って、父親と次男が庭で抱き合うという救いの無いような終わりで、なかなか暗い気持ちになったな。

今作の次男役のティモシー・ハットンの演技が凄くて、めちゃくちゃ印象に残る。
とぅん

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