グリーンマイル。
それは死刑椅子に向かうまでの廊下。
つまりは「死へ向かう廊下」。
とある刑務所に一人の大柄な黒人の囚人が送り込まれる。その囚人ジョンはある不思議な力を持っている。
この、「不思議な力」が私には合わなかったです。
生きるということ、死ぬということを真面目に描き切っている映画なだけに、非現実的な「不思議な力」は観ていて居心地が悪かったし、そのシーンだけが浮いて見えた。
もうそこが駄目だった時点で全然楽しめませんでした。
でも色々考えさせられる映画であるのは確か。
「生と死」「何が正しくて、何が間違いなのか」
そんなことを問いかけられるような、重い映画。
ジョンのラストよりも、
トムハンクス演じるポールのラストの方が、
何倍も辛く感じた。