けーはち

007/ゴールドフィンガーのけーはちのレビュー・感想・評価

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)
3.7
007シリーズ3作目。世界有数の富豪、金保有者ゴールドフィンガーの野望とは、アメリカの金を核汚染し自分の持つ金の価値を高めることだった!

★2作目のシリアス路線の揺り戻しで、いかにも007らしいデタラメさが際立ってきた、楽しさ満点のスパイ・コメディ。

★金粉まみれで死ぬ女。ノコギリのついたシルクハットを投げる謎の東洋人。わざとらしく計画をベラベラ喋る敵の黒幕。秘密兵器満載のボンド・カー、アストンマーチン。鋼鉄も切断するレーザー兵器。毎回絶体絶命のピンチに見舞われながら幸運にも死なないボンド。「プッシー・ガロア」とかいう最低なネーミングの美女が率いる、フライト・チーム。そして金の価値を高めるためだけに原爆を持ち出す悪役。どこを見たって荒唐無稽。これがボンドだ。

★今回のボンドガールは、上述のプッシー・ガロアである。彼女はレズなのだが、無理矢理ボンドは身体を開かせる。やべーぞ、レイプだ!…心配無用。いかなレズのプッシーといえど、ボンドの魅力にはあらがえず、最後には彼を愛してしまう。大丈夫、和姦和姦!