あかーぎー

フローズン・リバーのあかーぎーのレビュー・感想・評価

フローズン・リバー(2008年製作の映画)
4.0
少し前に見た「ウインド・リバー」と
名前もジャケットも似てるなーって思ったら舞台設定も似てた。
白人と原住民、アメリカ最北部の保留地での話。
本編を見たらイーストウッドの「運び屋」の要素まであった。
とは言え、本作は2008年の映画やけど。

見ながらサスペンスっぽいなーと思いつつ、サスペンスではない。
「フローズン・リバー」ってタイトルが効いてるなーって印象。
大きな川で隔たれてる。
でも凍ってるから渡れる。
でも氷が薄い部分もあって乗ると割れる事もある。
冷たくて凍える。
映画全体を通して、そういった要素が垣間見える。

「運び屋」と決定的に違うのは
白人と原住民の主要キャラ2人が
女性でありシングルマザーという事。
そんな2人の交流、と言えば聞こえは良いけど
舞台設定や物語の内容自体は切実であり、緊迫感がある。
希望は希望として描かれてはいるんやけど。

インディーズ映画でタランティーノが惚れ込んだって映画というだけあって見応えがあった。