「セッション」「ララランド」の デミアン・チャゼル監督最新作。
こちらも予告など前情報なしに鑑賞。
何も考えずに見れる最高の映画やった。まさに映画館で見るべきタイプの作品。
賛否両論あるらしいけど、否の気持ちも分からなくもない。
エロ・グロ要素があるのでその点は注意。15禁にも納得。
ただ映画好き、映像作品好きならハマるはず。
過去作と同様に映像と音楽の編集と演出のセンスが凄い。
鑑賞後に予告編を見たけど、本編の良さが全く伝わらない。
と言うより、この本編の良さを予告で出せる訳がない。
特に前半の見せ場である映画撮影(主に戦争映画)の一連のシークエンスがめちゃくちゃ良い。
この映画は1920年代くらいのハリウッドが舞台で
映画産業が爆発的に盛り上がって（アメリカの景気上昇も相まって）
且つ当時は規制が一切なくて色んな面で無法状態にあった時代を描いたもの。
サイレントフィルム時代からトーキーフィルムへ移行して
規制であったりパトロンの質も変わっていって…というのが後半。
ある意味、映画版ララランド。
そしてハリウッド版カメラを止めるなの要素もあり。
クレジットでブラッドピットと並ぶ扱いになってる
主演女優でもあるマーゴット・ロビーって誰？って思ったら
ハーレイクイン役の人やそうで。
ララランドの時のエマ・ストーンより知名度が高かったって事か。
一見主人公に見える男性は三番手。(今作でハリウッドデビューの役者さんやとか)
冒頭の注釈で一部の音声に権利の関係上字幕が付かない所がありますってあったけど
画面中央に"1930"とか年代が出る時に真下に"1930年"って字幕付けてる事に少しイラっとした。
