HARU

ワン・デイ 23年のラブストーリーのHARUのレビュー・感想・評価

3.5
とある男女の23年間のラブストーリー。23年間、7月15日だけにスポットライトを当てて、2人の人生をすっきり綺麗にまとめてあるな~という印象。

エマ(アン・ハサウェイ)
デクスター(ジム・スタージェス)

出会いは1988年7月15日、大学の卒業式。そして物語のラストは2011年7月15日。その間に織り成される2人のラブストーリーと、人生の機微、良いニュースに、悪いニュース。成功を味わったり、失敗を味わったりと、2人の人生の共に観ていくことが出来る。そうしていくことで2人の人格や関わりに、より厚みを感じる。だからこそ、2人の切ない恋を応援したくなってしまう。
というのも、この2人何とも焦れったい。出会ったばかりの頃、2人の間に出来てしまった「親友」という名の協定。そして親友の枠を越えた感情を抱いても尚、その協定を覆すことが出来ずに恋心を隠すエマ。切なかった。

23年間でエマとデクスターは対比的だったような気がする。TV番組の司会者として成功するデクスターと、恋人とあまりうまくいっていないエマ。詩人となって有名になったエマ、解雇されてしまったデクスター。途中までは何となく2人で足を引っ張り合うような雰囲気を感じてしまった。

舞台はパリやロンドン。その街並みの美しさも素敵です。

人間の23年間というのは果たして長いのか短いのか…。例えば人間が生まれた時から23歳までの23年間と、この映画の2人のように19歳からの23年間というのは、わけが違う。普通に考えて、見た目中身同時に物凄い成長が見られるのは前者だし、社会人になってからの毎日なんて、出社して昨日と同じ席に座って、同じような仕事をする。それの繰り返しだと思うと、たかが学生身分のわたしが考えると、少し悲しいような気がする。でも、何年も生きてれば、以前より成長した自分になれるのは当たり前だ!笑 そして毎日、毎年、その繰り返しだと思うようになってしまったら、成長なんか出来ないなぁと思った。笑
この映画の2人も、うまくいっていても、いっていなくても、毎年毎年考え方も状況も変わっていった。そして見えないところで足掻いているのがよく伝わってきたし、2人のバックグラウンドが想像できた。

エマのファッションの変わり方も、観てて面白い。