佐藤克巳

愛と死の記録の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

愛と死の記録(1966年製作の映画)
4.0
浜田光夫のピンチヒッターで渡哲也が起用され、吉永小百合と恋仲になった曰く付きの悲恋映画の秀作。中尾彬、浜川智子のキューピットで青春を謳歌する前半から一転、被爆者渡の入院後は吉永一人舞台になる所を、有難い芦川いづみ様を登場させた蔵原惟繕監督が心憎い演出を魅せた。だが、跡を追って死ぬよりも、生き残る方が遥かに難しいと思ったのが本音。
佐藤克巳

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