gcp

神経衰弱ぎりぎりの女たちのgcpのレビュー・感想・評価

神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)
4.0
少し前に観た、ティルダの「ヒューマン・ボイス」同様に「人間の声」から着想を得た映画なので、出ていった男にトチ狂う女が主人公なのですが。
最高のナーバス・ガスパチョ・ムービーでした。
そもそも神経衰弱な女が大好物だ、表情すら饒舌で常軌を逸した行動をとるペパはウルサイってより見ていて気持ちがいい。(男もプライドを捨てた状態ならば神経衰弱な人すき)「ヒューマン・ボイス」はウェス・アンダーソンに近い構図とティルダの人間離れした機械的な美しさとAirPodsという可笑しみがよかったが、本作はアルモドバル監督らしい情熱的なストーリーに構図に色合いに生物植物に気持ちがノリまくった。セットみたいなベランダ、きれいなトマト、たのしいタクシー、空飛ぶレコード、1番キチガイな女の付け睫、ぜんぶ好き!そしてやっぱりガスパチョ。そうよね、ニンニク、玉葱、酢はいってたら滲みるわ、そこに目薬ほんと仕事はやいね君。
11月だというのに昼間はあっちいので夏野菜ぶちこんだガスパチョのみたくなった。(今まで一応たべるって認識だったが、ジュースみたいに飲むのね!)
gcp

gcp