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夏物語のgcpのレビュー・感想・評価

夏物語(1996年製作の映画)
4.0
あ〜頭抱える。それか顔ポリポリ、面白いんだけど、めっーちゃヤキモキする!せっかくのバカンスなんだから誰か1人くらいとイチャコラの先をみせてよおおおとなった。

まずマルゴ。冒頭、数学と民俗学の出会いからしゃれてんなーってヒマワリみたいな笑顔のマルゴよりガスパールの白パンツがわたしにはただただまぶしかった。だってさわやかな友情は最初だけ。マルゴみたいな彼女の悪口を吐き出させて全ての状況と本音を把握した上で、愛情よりも自然体の友情が格上ていう特別な地位を確立したがる女、だいっきらい。彼女が求めるのは自分がスペシャルであること、身はささげない癖にずっるい女!そしてその逞しい精神性が似合うしなやかな身体!そのスペシャルが脅かされた時に怒って、でもちゃんと自分で機嫌直して、でも後日そのことに触れられると苛つくのも人として強すぎてもはや拍手。かなわんなーと思う。つまり超魅力的(支離滅裂な感情)

お次はソレーヌ。ディスコでの第一印象は最高。ベストオブ代役。だけどしっかりガードは固いし頑固だけどいちばん筋とおってる。たしかに最初の歌い出しは女神みたいだけど、曲を自分のものにしてからはしつこくてウザめ。見た目からはいったら思ったより面倒で、もういいやってなりやすいけど、長く付き合ったら絶対しあわせな良い女。

さいごレナ。ガスパールの話からして、どうせたいしたことないんだろうなって思ってたら想像以上だった。謎理論を感情的にぶつけてくるのみてらんない。容姿かかわらず経験すくない男がなぜか他の人と違う!って勘違いして謎に沼るやつだー。若いうちに平等におとずれる表面的なチヤホヤを間に受けるけど、本人が幸せならいっか。ガスパールは他の女の子に会ってレナの良さを確かめたがるが、こちらとしてはレナを見たあとじゃあマルゴとソレーヌの株は爆上がりよ。
ラストがけっこう好き。こんなのいつまでもあの夏にマルゴがいたこと忘れらんないじゃん。マルゴは忘れちゃうのかな。再会したら、忘れるわけないじゃん、あの夏の散歩がいちばん楽しかった、とか言うのかな。やっぱりずるい人だなー。
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