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恋の秋のgcpのレビュー・感想・評価

恋の秋(1998年製作の映画)
3.5
この秋はどうしても「夏目漱石の三四郎」が観たかったのです、あの作中の秋の描写が大好きだから。しかし風邪をひいている間に神保町シアターでの上映が終わってしまいました。次はいつになることやら。ただ嘆くしかないわたしがしたことは、ついに、ザ・シネマ入会!です。といっても無料期間に観たいやつだけ観るぞってことで、ロメールの「恋の秋」
ワインを舐めることすらできないからか、大人版より無邪気な「友だちの恋人」のが面白かったな。いくらおフランスとは言え、こういうのに潔癖なわたしはレオと同じく悪趣味!と叫びたくなるのですが。マガリ可哀想、みんな勝手だよと思いつつマガリは幸せ者で、熟成しすぎて酸っぱくなってしまったようなイザベルの表情に同情するしかないのでした。精神も肉体も元気なひとって確かに年齢関係なく恋愛を後回しにしていて自然を愛して好きなことに熱中している人だよね。だから恋愛に遅いとか年齢は関係ないし、幸せとは何か、実りとは何か熟成とは何かワカンナクナル、秋にぴったりセンチメンタル。
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