このレビューはネタバレを含みます
割と序盤からそうかなと思いながらみていたので、予想通りの展開ではあった。
自分だけが正しい、あとは敵だらけだと思うと全力で逃亡を図り、正義のために闘うだろう。
それが狂人、モンスターになっているとも知らずに。
モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか。
最後のセリフから、テディはわざと治っていないフリをしたのだろうと感じた。
自分でも制御できない精神の蝕みを、深い狂気をおさえてほしかったのかもしれない。
感情を殺させずに人道的なやり方で目覚めさせたい、ちゃんと向き合わせたいと願った先生たちの想いもわかるが、
空想に支配され、精神が蝕まれる恐ろしさを実感せざるを得ない。