閉鎖されそうな炭鉱の町で組まれたブラスバンド隊。
実在する炭鉱町のグライムソープ・コリアリー・バンドというバンドがモデルになっているそうな。
炭鉱が閉鎖されりゃ仕事も収入も無くなるわけで、そりゃ趣味にお金使ってらんねーてなるのは当たり前。
1人だけ何処吹く風なのは指揮者のダニーだけ。
ダニーの息子ですらブラスバンドで家庭の危機を迎えてるってのに…。
各メンバーが色んな問題を抱えつつ立ち向かう群像劇でもあり、音楽映画でもあり。
個人的にはもう少しスポ根みたいな練習シーンとかあって欲しかったけど(なんか急に上手くなってる感)、ラストの皆が色んな想いを懸けての演奏とスピーチは感動的。
最後の演奏には実際にグライムソープ・コリアリー・バンドのメンバーも参加してるらしい。
今は亡きダニー役のピート・ポスルスウェイトがまた良い味出してんだこれが！
若かりしユアン・マクレガーもまだ大人になりきれない青年を好演。
ちょっとイラってくるところもあるけど。
